この記事を執筆した当時の私
獣医師/Ph.D.(獣医学博士)/大学や製薬会社で基礎研究に従事していた元研究者/現在は動物病院で犬・猫の診療をしている臨床獣医師
- ペットフードの誤った選択がペットの健康を害することがある
- ペットフードに関する質問・相談も動物病院ですることができる
こんにちは!
獣医師の修です。
この記事では、あなたが抱えている「ペットフードの疑問」に答えます!
ペットフードに関する質問や相談は、病気や治療の相談と同じくらい多いです。
治療の一環としてフードの話になることもあれば、日ごろ使用するフードの選び方について相談される方もいます。
今回は、飼い主さんからよく尋ねられるペットフードの疑問とそれに対する答えをまとめました。
この記事のゲスト:美咲さん
1児の母で今年32歳。犬好きで自宅では犬を飼育中。
- 飼い主さんが気になる【ペットフードの疑問】
- 手作りのドッグフードを与えても良い?
- 生肉を与えても良い?
- 市販のペットフードと療法食は何が違う?
- 診察を受けずに療法食を与えたらダメ?
- 療法食の切り替え方は?
- 療法食を与えている間もおやつは続けても良い?
- 療法食を購入する時はペットを連れて行かなくても良い?
- 療法食は与え続けても良い?
- ペットフードはグレインフリーが良いの?
- ペットのフードの原産国は重要?
- ペットフードに使用されている添加物は大丈夫?
- ミートミールは危険なの?
- オーガニックのペットフードってどうですか?
- ペットフードの食中毒が心配です
- ドライフードとウェットフードはどちらが良い?
- 「AAFCOの基準クリア」って書いてある方が良い?
- 【まとめ】飼い主さんが気になるペットフードの疑問
- 参考文献リスト
飼い主さんが気になる【ペットフードの疑問】
この記事で答えるペットフードの疑問は以下の16個です。
- 手作りのドッグフードを与えても良い?
- 生肉は与えても良い?
- 療法食と一般のペットフードは何が違う?
- 獣医師の診察を受けずに療法食を与えたらダメ?
- 療法食の切り替え方は?
- 療法食を与えている期間、おやつは続けても良い?
- 療法食を購入する時は、ペットを連れて行かなくても良い?
- 療法食は与え続けて良い?
- ペットフードはグレインフリーが良いの?
- ペットのフードの原産国は重要?
- ペットフードに使用されている添加物は大丈夫?
- ミートミールは危険なの?
- オーガニックのペットフードってどう?
- ペットフードの食中毒が心配です。
- ドライフードとウェットフードはどちらが良い?
- 「AAFCOの基準クリア」って書いてある方が良い?
それぞれ、詳細を見ていきましょう!
手作りのドッグフードを与えても良い?
手作りのドッグフードを与えても良いですか?
栄養学の知識とフードの作製経験があるなら良いですよ!
1日に必要な栄養素を手作りのフードで確保するのはとても大変です。
生理学や栄養学などの専門知識と豊富な経験が必要となります。
だから、個人的にはオススメしません。
手作りフードが必要な場合は、担当の獣医師から指導があると思いますので、それ以外は市販品をご利用ください。
生肉を与えても良い?
生肉を与えても大丈夫ですか?
ペットだけでなく、飼い主さんの健康を害する恐れがあるので、与えないでください。
ペット(特に犬)に生肉を与える飼い主さんにも出会ったことがあります。
猟師さんや趣味で狩猟を楽しむ人に多い印象です。
ただ、生肉には食中毒の原因となる病原体が付着していることがありますし、野生動物の肉の場合は寄生虫や原虫も寄生している可能性が高いです。
また、糞便中に病原体が排菌されて飼い主さんへの感染源となる可能性が指摘されています。
例えば、生肉を給餌された犬はがサルモネラ菌を排出するという報告があります[1-4]。
ペットが無症状であっても、人獣共通感染症の環境汚染源となる可能性がありますので、生肉の給餌は止めましょう!
市販のペットフードと療法食は何が違う?
市販のペットフードの総合栄養食と療法食は何が違うんですか?
療法食は、栄養成分の量や比率が特別に調整されたペットフードになります。
療法食は、特定の疾病 or 健康状態の犬・猫の栄養管理ため、栄養成分の量や比率が調整されたペットフードです。
特別な管理が必要なので、市販のペットフードとは異なります。
市販の商品でも「○○に配慮」などと記載されたものがあるけど?
「○○に配慮」は、健康な犬・猫が疾病に備えるためのものです。
すでに病気またはその徴候があると診断されたときは、獣医師の指導のもとペットフードを選びましょう!
ペットフードの利用目的
ペットフードの表示に関する公正競争規約では、利用目的に応じてペットフードを4つに分類しています。
- 総合栄養食
- 間食
- 療法食
- その他の目的食
総合栄養食と療法食は同じではありませんよ。
療法食マーク
療法食の基準に適合することが確認されて、一般社団法人獣医療法食評価センターに登録されたものには、療法食マークが表示されています。
診察を受けずに療法食を与えたらダメ?
診察を受けないで療法食を与えたらダメなんですか?
不適切な使用に起因するペットの健康被害も報告されていますので、「大丈夫ですよ」とはいえません。
獣医師の診察を受けず、長期間の不適切な使用により、犬・猫の健康が損なわれた事例が報告されています。
療法食が病気の原因となったら本末転倒です。
だから、飼い主の判断で療法食を購入・使用することは止めましょう!
必ず獣医師の診断・指導を受けてください。
療法食は医薬品ではない
療法食は動物病院で使用・販売されていますが、スーパーやドラッグストアなどで購入可能です。
その理由は医薬品ではないからです。
薬ではないので、療法食の流通は薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)で規制されません。
動物病院が自由で公正な競争を阻害!?
薬機法で規制されないことが動物病院以外での療法食の販売を制限できない理由でもあります。
どういう意味ですか?
規制がかかっていない物の流通を企業が制限すると、独占禁止法違反になるんです。
独占禁止法(私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律)は、自由で公正な競争を確保するための法律です。
医薬品ではない療法食の販売先を制限すると、「自由で公正な競争」が阻害されたと判断されてしまいます。
そうなんですね…法律って難しい。
どうしても私たちは「ポイント」とかを意識しちゃうから、お得に買えるスーパーとかで買っちゃうのよね。
スーパー・ホームセンター・通販でも購入できる療法食はあるけれど、購入前は獣医師に相談してね。
療法食の切り替え方は?
療法食の切り替えがうまくいかないの。
どうすれば良いですか?
いつものフードに療法食を徐々に混ぜ、その分だけ、いつものフードを徐々に減らしていってください。
切り替え完了の目安は1~2 週間程度ですが、長い場合は数カ月かかっちゃいます。
それぞれのフードを別々の皿に入れ、徐々に療法食に慣らす方法もあるので、試行錯誤してみるのが良いでしょう。
なお、療法食の種類や動物の状態で給餌方法が変わる場合がありますので、獣医師に相談してください。
療法食を与えている間もおやつは続けても良い?
療法食を与えている間もおやつは続けてもイイですか?
療法食以外の食餌が療法食の有用性に影響する場合がありすので、市販のおやつは与えないでください。
最近は、使用する療法食と同じ栄養特性を有した間食(おやつ)も販売されています。
気になる方は、かかりつけの動物病院でご相談ください。
療法食を購入する時はペットを連れて行かなくても良い?
療法食を購入したいんだけど、ペットも連れて行かないとダメですか?
基本的には購入の度に来院し、診療を受けてください。
疾病の進行や健康状態の変化に合わせて、療法食の種類や給餌方法の見直しが必要となる場合があります。
長期間の不適切な使用で犬・猫の健康が損なわれた事例が報告されていますので、療法食購入の際はペットも一緒に来院してください。
最近は専用の通販サイトで購入することを動物病院で勧められてるんだけど…
次の診察日程を事前に確認しておきましょう!
「先ず療法食を1カ月間続けて、血液検査で数値が変化するか確認してみましょう」と言われたら、1カ月間は同じ療法食でOKとなります。
「おしっこの状態、調子良いですね。特に気になることが無ければ、療法食を続けてもらって2カ月後に尿検査です。」と言われたら、体調変化に気になることが無ければ2カ月間は同じ療法食で大丈夫です。
療法食は与え続けても良い?
療法食に替えたら調子が良さそうだけど、このまま与え続けたらダメですか?
調子が良さそうで何よりです!でも、適切なフードの選択は獣医師が行いますので、見た目だけで判断しないでくださいね。
食事療法を続けるどうか判断するには、獣医師の診察が必要です。
繰り返しますが、不適切な使用が継続した結果、犬・猫の健康が損なわれた事例が報告されています。
だから、購入前に獣医師への相談をお願いします。
ペットフードはグレインフリーが良いの?
ペットフードはグレインフリーの方が良いのかしら?
グレインフリーである必要はありません。
原材料に穀類(グレイン = “grain” )を使用していないペットフードのことをグレインフリーと呼んでいます。
「犬・猫はでんぷんを消化する能力が発達していない」と考える人もいるようです。
確かに、でんぷんをそのままの状態で消化することは難しいですね。
でも、ペットフード中のでんぷんは、犬・猫が消化できるような工夫(加熱調理など)がされています。だから、グレインフリーである必要はありません。
似たような表現で「グルテンフリー」ってのも聞くんだけど…
グルテンは小麦などの麦類に含まれているタンパク質で、アイリッシュ・セッターという犬種では、グルテン過敏性腸症が報告されています[5-6]。
グルテン過敏症や麦類に対する食物アレルギーを有しているペットでは検討する価値があるでしょう。
人では、ダイエットや体調改善などの効果を期待して食生活に取り入れる流れもあるようですね。
犬・猫でも同様の効果が期待できるかはわかりませんし、それを示唆する科学的根拠もまだ出ていないと思います。
だから、人における考え方をそのままペットに当てはめない方が良いと思います。
ペットのフードの原産国は重要?
ペットのフードの原産国って重要ですか?
品質や安全という意味では、原産国は重要ではありません。
ペットフード安全法(愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律)という法律があります。
法律で定められた基準や成分の規格に合わない製品は、製造・輸入・販売することができません。
国内で流通する全てのペットフードの品質は確保されていると考えることができるので、原産国は重要ではありません。
ちなみに、ペットフードの原産国とは「最終加工された場所」って意味ですよ。
えっ!?そうなんですね!
「原産国=原材料の産地」と思っている方も多いですが、必ずしも「原材料の産地」を意味するわけではありませんので注意してください。
ペットフードに使用されている添加物は大丈夫?
ペットフードに使用されている添加物が気になるんですけど、大丈夫ですか?
添加物の種類・濃度が科学的根拠によって「安全である」と確認されているものしか利用できない仕組みになっていますので安心してください。
ペットフードに使用できる添加物の種類・濃度は、法律(ペットフード安全法)で規制されており、その範囲内であれば安全であると科学的に確認されています。
もし、ペットフード中の添加物の有無がペットの健康に影響を与えるという実験データや疫学データが報告されれば、獣医学・獣医療を通して飼い主さんにもそれが共有されます。
それまでは心配しなくて大丈夫です。
「無添加」や「不使用」と表記されているペットフードはどう思いますか?
「オプション」として考えてみてはいかがでしょうか。
ペットフードの表示に関する公正競争規約の施行規則の第7条(4)では、次のように記載されています。
「無添加」、「不使用」又はこれらに類似する用語は、無添加である原材料名等が明確に併記され、かつ、当該原材料につき、次のア又はイの基準を満たす場合に限り、表示することができる。
ア 添加物以外の原材料に係る表示については、ペットフードの全ての製造工程において当該原材料が使用されていないことが確認できる場合
イ 添加物に係る表示については、当該添加物につき、ペットフードの表示のための添加物便覧に記載された添加物(加工助剤、キャリーオーバー及び栄養強化目的で使用されるものを含む。)を一切使用していないことが確認できる場合
上記の基準を満たせば、「無添加」や「不使用」という表記が可能になります。
「安全なのはわかっているけど、やっぱり添加物が気になる」という方は、「無添加」や「不使用」という表記が参考になりますね!
ミートミールは危険なの?
時々、「ミートミールは危険」って聞くんだけど、どうなんですか?
2つ側面(原材料と安全)から考える必要があります。
原材料については、肉の由来(動物種)が分からないと食物アレルギーを有しているペットへの対策ができません。
だから、動物種が記載されていない場合は利用しない方が良いでしょう。
安全については、ペットフード安全法と飼料安全法(飼料の安全性の確保及び品質の改善に関する法律)という法律で確保されています。
前者は、有害な物質を含むペットフードの製造・輸入・販売を禁止しています。
後者は、ペットフードに使用する動物由来の肉粉について規制しています。
使用禁止物質が混入したペットフードは国内では流通できない仕組みになっているので安心してください。
オーガニックのペットフードってどうですか?
オーガニックって健康効果が高そうですよね。
やっぱり、オーガニックのペットフードが良いんですか?
有用性を保証している表現ではないので、健康への影響という意味では気にする必要はありません。
オーガニックは、特定の農薬を使用していない原材料で作られていることを示しています。
あくまでも原材料に対する説明であって、ペットフードの有用性を保証しているものではありません。
なお、ペットフードの表示に関する公正競争規約では「有機」とか「オーガニック」の表記を認めていません。
でも、基準が定められており、且つ、認定がある国からの輸入品には表記されています。
「ナチュラル」「ネーチャー」「オーガニック」ってどれも同じ意味ですか?
違います!
「自然」のイメージが農薬を使用しない「オーガニック」に結びついているからだと思いますが、意図している内容が異なります。
「ナチュラル」や「ネーチャー」は、化学的に合成した原材料・着色料を使用していないものに使用できます。
ペットフードの表示に関する公正競争規約の施行規則第7条(5)では、次のように記載されています。
「ナチュラル」、「ネーチャー」又はこれらに類似する用語は、化学的合成物及び着色料を使用していないものに限り、表示することができる。ただし、総合栄養食、療法食及び総合栄養食基準を満たす旨を表示する間食については、栄養バランス上欠かせないビタミン類、ミネラル類、アミノ酸類のみに化学的合成物を使用しているもので、以下の各条件を満たす場合に限り、表示することができる。
ア 栄養バランス上欠かせないビタミン類、ミネラル類、アミノ酸類のみに化学的合成物を使用している旨を、「ナチュラル」等に関する最も目立つ表示に、その表示の4分の1以上のフォントサイズで明瞭に併記していること。ただし、内容量500グラム以下の小型容器については6ポイント、500グラムを超えるものについては8ポイントを下回らないこととする。
イ 油脂の酸化防止に、エトキシキン、BHA、BHT等の合成の酸化防止剤を使用していないこと。
飼い主さんを混乱させる恐れがある表現だから、その使用はしっかりと規制されているんですね。
ペットフードの食中毒が心配です
2019年にペットフードの食中毒事件がありましたよね?
大丈夫ですか?
はい、確かにありました。
ペットフードを製造・販売する業者は点検・対策を行っているはずですので、安心してください。
因果関係などの詳細は明らかになっていませんが、その後、農林水産省からは関連する通知とパンフレットが出ています。
これを受けてペットフードを製造・販売する業者は対策を強化し、日々点検を行っているはずです。
ただ、飼い主によるフードの不適切な管理が原因であった可能性も否定されていません。
だから、リスク(発生する確率)をゼロにすることはできません。
ドライフードとウェットフードはどちらが良い?
ドライフードとウェットフードはどちらが良いのでしょうか?
メリット・目的・価格で選ぶ必要があります。
ペットフードはドライフードとウェットフードの大別されますが、メリット・目的・価格が異なります。
ドライフードの場合
ドライフードは水分含有量が10%以下で雑菌の繁殖が起こりにくいので、管理・保存が簡単というメリットがあります。
値段もウェットフードに比べたら安いです。
一方で、粒の大きさによっては小型犬には不適な場合もあります。
硬さがあるので、口腔内に問題を抱えている場合も難しいでしょう。
また、水分補給が別途必要となります。
ウェットフードの場合
ウエットフードは水分含有量が多いので、食餌と同時に水分補給することが可能となります。
ただ、雑菌が繁殖しやすいので、余った分は冷蔵保存するなどの工夫が必要です。
値段もドライフードに比べたら高価です。
でも、柔らかくできていて、嗜好性も高いので、口腔内に問題がある場合や食欲減退がある場合でも食べる可能性があります。
「AAFCOの基準クリア」って書いてある方が良い?
「AAFCOの基準クリア」って書いてある方が良いんですか?
AAFCOはペットフードの栄養基準・包装の表示基準を提示しているだけで、フードの品質チェックは行っていません。だから、気にしなくて大丈夫です。
米国飼料検査官協会(Association of American feed control official [AAFCO])は、ペットフードの栄養基準・原材料の基準・包装の表示基準を提示しています。
でも、各ペットフードがその基準をクリアしているかどうかの検査をAAFCOは行っていません。
製造会社などが独自の判断で表記しているだけなので、「AAFCOの基準クリア」という表記に価値や権威性はありません。
「AAFCO 認定」「AAFCO 承認」「AAFCO 合格」などの表記も同様です。
どうして、そんな表記するんですか?
消費者が「基準をクリアしてるんだから品質も良いよね!」みたいな発想になって購入することを狙ってるのかもしれません。
なんか悪質!
仕方ないよ。
表示すること自体は法律違反ではないからね。
大切なことは「表示がない≠基準をクリアしていない」です。
繰り返しますが、「AAFCOの基準クリア」に科学的価値や権威性はありません。
【まとめ】飼い主さんが気になるペットフードの疑問
飼い主さんから尋ねられることが多い「ペットフードの疑問」に対する回答をまとめました。
これ以外にもペットフードに関する疑問はあるかもしれません。
現代はインターネットによる情報収集が当たり前になっているので、個人の経験や勘と合わせて、それを採用している方も多いです。
でも、それが誤った選択だった場合は、ペットは辛い経験をし、飼い主さんは予想外の失費を経験します。
だから、気になる疑問・質問がある方は、動物病院で相談してくださいね。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
説明ありがとうございました!
参考文献リスト
[1] JOFFE, Daniel J.; SCHLESINGER, Daniel P. Preliminary assessment of the risk of Salmonella infection in dogs fed raw chicken diets. The Canadian Veterinary Journal, 2002, 43.6: 441.
[2] MORLEY, Paul S., et al. Evaluation of the association between feeding raw meat and Salmonella enterica infections at a Greyhound breeding facility. Journal of the American Veterinary Medical Association, 2006, 228.10: 1524-1532.
[3] FINLEY, Rita, et al. The risk of salmonellae shedding by dogs fed Salmonella-contaminated commercial raw food diets. The Canadian Veterinary Journal, 2007, 48.1: 69.
[4] LEFEBVRE, S. L., et al. Evaluation of the risks of shedding Salmonellae and other potential pathogens by therapy dogs fed raw diets in Ontario and Alberta. Zoonoses and public health, 2008, 55.8‐10: 470-480.
[5] BATT, R. M.; CARTER, M. W.; MCLEAN, L. Morphological and biochemical studies of a naturally occurring enteropathy in the Irish setter dog: a comparison with coeliac disease in man. Research in veterinary science, 1984, 37.3: 339-346.
[6] HALL, E. J., et al. Immune responses to dietary antigens in gluten-sensitive enteropathy of Irish setters. Research in veterinary science, 1992, 53.3: 293-299.
2023年12月13日 修 (獣医師&獣医学博士)
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